📓 研究ノート
refereeコメント2: 「trunkがlow-densityなガス成分を含むGMC複合体全体を捉えていないのではないか」との懸念だと思うけど、個人的にはtrunkが必ずしもGMC全体を含むとは限らないし、その必要はないと思っている
本研究の目的はGMC複合体全体を階層とみなして取り出すことではなく、それがGMC全体か一部かに限らず、星形成が活発に起こっている領域の周辺のガスが階層であるかどうかを判断して、その中で何が起こってるかを調べること
trunkが結果的にGMC全体でなかったとしてもそれはあくまで解析の結果でしかないし、そうだとしても論文で述べられているシナリオには何の影響も与えないと思う
Shen+24 / He+26でも単一の複合体に対して複数のtrunkを導出しているから、trunkが単一のGMC複合体を意味するという意図は必ずしもないというのは先行研究も同様
このスタンスをとるなら、trunk含めdendro構造は物理的な実体ではなく、閾値によって抽出されたラベルであるという見方になる
ラベルを通して統計的に、星形成が活発な領域の近辺で何が起きてるかを把握しているという解釈
すべての構造がラベリングによるものなら「isolatedは本来leafだったものがmin_valueが高すぎるせいでisolatedとみなされただけではないか、それとleafを対等に比べてもいいのか」という反論も考えられるが、これはγテストによって否定される
leafがisolatedとして紛れ込んでいるなら、高min_valueの領域ほどisolatedのβ値が高くなってβの差が縮まることが予想されるが、これを交互作用項γで吸収するとγ = 0が出てくる
つまりmin_valueによるisolatedの誤分類はβを歪めてはいない
(このテストはコメント5にも効く、γテストの詳細と可視化はそちらで)
論文本文中でdendro構造を物理的実体とみなすような記述の仕方があるのが良くなかったのでそれは直す必要がありそう